IT業界の年収相場【非エンジニア編】|情シス・DX推進・ITコンサル・PMOを解説

IT業界の年収相場を確認するビジネスパーソン

※本記事には広告・プロモーションが含まれています。

事業会社側でシステムの企画・発注、プロジェクト推進、経営報告等を担ってきた経験は、コーディングをしない職種でも幅広い年収レンジで評価されています。転職を検討する際、まず気になるのが「自分の経験は、どの程度の年収に相当するのか」という相場観です。

自分の経験の市場価値・年収相場を確認するIT×ビジネス人材

本記事では、情報システム部門・DX推進担当、ITコンサルタント、PMO、ビジネスアナリストという4つの職種を取り上げます。公開されている調査データをもとに、それぞれの年収相場を整理します。

本記事の年収データは、各社の公開調査・記事をもとに整理したものです。企業規模・経験年数・スキルによって実際の年収は変動するため、目安としてご覧ください。

この記事でわかることは、次のとおりです。

  • 情シス・DX推進、ITコンサル、PMO、ビジネスアナリスト4職種の年収比較
  • 各職種の年収レンジと、レンジが変動する要因
  • 年収を上げるための考え方
目次

4職種の年収比較(早見表)

まず、4職種の年収レンジの目安を一覧で確認します。

職種年収の目安特徴
情報システム部門・DX推進担当500万〜700万円程度が目安。専門性・実績次第で1,000万円以上も企業規模・業界による差が大きい
ITコンサルタント平均年収889万円(平均年齢38.3歳)役職が上がるほどレンジが広がる傾向
PMO(正社員)平均年収519万円、年収の中央値550万円プロジェクト規模・業界により変動
ビジネスアナリスト平均年収750万〜840万円、レンジ800万〜1,300万円DX関連案件への関与で高めの傾向

いずれの職種も、コーディングスキルではなく、事業の課題整理力・調整力・経営層への説明力が評価軸になる点は共通しています。次は、職種ごとの詳細を見ていきます。

情報システム部門・DX推進担当の年収相場

事業会社の情報システム部門・DX推進担当の年収は、求人サイトの掲載傾向を見ると500万〜700万円程度が中心的な水準とされることが多いです。専門性の高いスキルや、大規模プロジェクトの推進実績があれば、1,000万円以上の年収も見込めるとされています。

年収レンジが変動する主な要因は、次のとおりです。

  • 企業規模:大手企業ほど、優秀な人材確保のために待遇を引き上げる傾向がある
  • 業界:IT投資に積極的な業界(金融、製造業のDX部門等)は相対的に高めの傾向がある
  • 担当領域:保守・運用中心か、企画・投資判断まで担うかによって評価が変わる

情報システム部門・DX推進担当からは、ITコンサルタントやPMOへの転身も選択肢の一つです。詳しくは「事業会社IT部門からDX推進コンサルへの転職」でも解説しています。

ITコンサルタントの年収相場

ITコンサルタントの年収データを確認するビジネスパーソン

ITコンサルタントの年収は、役職によって大きく変動します。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によれば、ITコンサルタントの平均年収は889万円(平均年齢38.3歳)とされています。アナリスト級・コンサルタント級・マネージャー級と役職が上がるにつれて、年収レンジも広がる傾向があります。マネージャー級では、平均を大きく上回る水準になることも珍しくありません。

事業会社側での発注・要件定義・ベンダ管理の経験は、ITコンサルタントへの転職時に、業務理解力・調整力として評価されることがあります。ただし、コンサルティングファームごとに評価基準・年収レンジは異なるため、応募先の情報は個別に確認することをおすすめします。

PMO・ビジネスアナリストの年収相場

PMOの年収相場

レバテックキャリアの調査によれば、正社員PMOの平均年収は519万円、年収の中央値は550万円とされています(2025年1月時点)。プロジェクトの規模、業界、担当範囲(進捗管理中心か、意思決定支援まで担うか)によってレンジは変動します。

ビジネスアナリストの年収相場

ビジネスアナリストの年収は、JAC Recruitmentの調査によれば平均750万〜840万円程度です。年収の中心的なレンジは800万〜1,300万円とされています。DX関連プロジェクトへの関与や、データ分析スキルの高さが、年収を押し上げる要因とされています。

PMO・ビジネスアナリストという職種の違いや、それぞれに向いている経験については、「PMO・ビジネスアナリストの転職市場」でも詳しく解説しています。

年収を上げるための考え方

キャリアアップに向けて経験を整理するビジネスパーソン

年収データを見ると、同じ「事業会社側の非エンジニア職種」でも、役職やプロジェクトの規模によってレンジが大きく変わることが分かります。年収を上げるために意識したい点は、次のとおりです。

  • 担当範囲を広げる:進捗管理や調整だけでなく、投資判断・経営層への説明まで担う立場を目指す
  • 専門領域を持つ:機械学習・数理最適化・生成AI等、特定の技術領域に強みを持つと評価が上がりやすい(「AI活用PM・AI系スタートアップへのキャリアパス」も参考になります)
  • 業務経験を数値・成果で語れるようにする:面談・面接で、担当したプロジェクトの規模や成果を具体的に説明できるようにしておく

筆者自身も、キャリアの中で担当領域が保守・障害対応から、企画構想・投資審議へと広がるにつれて、評価される内容が変わっていく実感がありました。年収は経験年数だけで決まるものではなく、どこまでの意思決定に関わってきたかが大きく影響する、という印象を持っています。

自分の経験が転職市場でどう評価されるかは、転職エージェントとの面談で個別に確認するのが確実です。まずは総合型エージェントで市場感を確認し、必要に応じて特化型エージェントも併用するとよいでしょう。

まとめ

情報システム部門・DX推進担当、ITコンサルタント、PMO、ビジネスアナリストという4職種は、いずれもコーディングスキルでは評価されません。事業の課題整理力・調整力・経営層への説明力が評価される点で共通しています。年収レンジは500万円台から1,000万円を超える水準まで幅広く、役職・担当範囲・専門性によって大きく変動します。

年収相場はあくまで目安であり、実際の評価は経験の伝え方によっても変わります。まずは自分の経験を整理し、転職エージェントとの面談で市場価値を確認することから始めるとよいでしょう。

各エージェントの詳細は「リクルートエージェントのIT転職活用法」「dodaのIT転職での評判・口コミ」でも解説しています。

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